高麗青磁 池順鐸 花入をお引き受けいたしました

買取品詳細

スタッフから一言

数年前にお父様がお亡くなりになり、
しばらく手を付けなかった遺品を整理したいことで、
出張買い取り査定のご依頼をいただきました。
お父様は定年後には時間を見つけて、日本各地をご旅行されていたようです。
ご依頼のお客様は、自分の父親がこの様な物を集めていたのに全く気が付かなかったようです。
今回整理している途中、押入の奥に紙に包まれてこのお品物が置かれていた様です。
これは何だろうと包み紙を空けて、初めて目にした作品の様です。

こちらのお品物は韓国の人間国宝(人間文化財)が作られた作品になります
以下に、作者の経歴を記載ますので、参考にしてください

●池 順鐸（ジ・スンタク)
지순탁 号:陶庵
1912年 – 1993年9月
韓国京城生まれの陶芸家。柳宗悦らの民藝運動に影響を受け、韓国の陶磁器を復活させた第一人者。
●経歴●
朝鮮古陶磁研究家の浅川伯教に、朝鮮半島全域の窯跡を調査するための現地案内人兼通訳として15歳で雇われた。
その事により浅川に師事し、膨大な陶片の採取と研究技法を学ぶ。
浅川から古陶磁器の制作方法を指導され、民藝運動にも影響を受けながら研究を続けた。
大韓民国成立後は、柳海剛と共に高麗青磁を、また粉青沙器、李朝白磁の技法を復活させた。
「粉青白磁匠」の無形文化財技能保持者として認定され、いわゆる「人間文化財（英語版）（人間国宝）」となった。

お客様も見つけた時に綺麗な花瓶だと思ったようです。
しかしながら、自分も使う予定はないし、今住んでいる家にも飾ることは考えられなかった様です。

しばらくはお客様のご兄弟、親類、知人などと話し合ったようですが、
誰も品物を引き受けたい人が見つからず、当方へ連絡を頂きました。

当方もお品物を拝見させていただきましたが、ほとんど未使用の状態で保存状態も良く、
お客様と話し合いの上、ご納得いただきまして、お引き受けさせていただきました。

この度は当店にご連絡いただきましてまことにありがとうございました。
遺品整理等、ご自宅の整理等をお考えでしたら、ぜひ当店をご用命ください。